3月10日、ハイタクフォーラム(全自交労連・交通労連ハイタク部会・私鉄総連ハイタク協議会)の溝上泰央代表幹事は、全電通労働会館で「適正な運賃改定と確実な賃金反映を求める総決起集会」を開催し、全国から200名を超える参加者が集まりました。前日にはハイタクフォーラムによる厚生労働省および国土交通省に対し要請行動が行われたことが報告され、「誇りをもって働き、安全・安心・快適な公共交通を守るための若者や女性にとっての魅力的な賃金・労働条件を勝ち取るため、全国の仲間とともに闘う」との集会アピールを採択されました。総決起集会に続き、衆院第一議員会館でタクシー政策議員連盟に対する請願行動「交通運輸産業における迅速な運賃改定と賃金・労働条件への確実な反映を求める請願」と意見交換が行われました。
ハイタクフォーラム2023総決起集会 溝上泰央(全自交労連中央執行委員長)代表幹事挨拶
3月9日 厚生労働省要請行動
厚生労働省要請
ハイヤー・タクシー運転者の労働問題に係る重点要請
1.コロナ禍における雇用の維持と法令違反事業者の摘発について
2.感染症対策について
3.累進歩合制の完全排除(禁止)について
4.給与体系・労働条件・運転者負担等について
5.地域別最低賃金の遵守と労働時間管理の適正化について
以上、5項目
3月9日 国土交通省要請行動
国土交通省要請
タクシー関連法ならびにその付帯決議の厳格な運用および、白タク(ライドシェア)合法化反対の要請
1.長引くコロナ禍からタクシー事業の維持・再興を図るために
2.タクシー事業における適正化について
3.ライドシェアと称する白タク合法化問題について
4.タクシー事業の活性化について
5.タクシー運賃について
以上、5項目
国土交通省要請報告をする全自交労連本田有書記次長
溝上泰央(全自交労連中央執行委員長)代表幹事 団結がんばろう
タクシー政策議員連盟に対する要請行動
交通運輸産業における迅速な運賃改定と賃金・労働条件への確実な反映を求める請願
請願項目
1.物価高騰などの社会・経済情勢に、迅速に対応できるよう制度を改善すること。
2.少なくとも地域最低賃金金額を十分に上回り、他産業との賃金格差を改善できる「固定的な人件費」を基礎として、運賃改定額を算定すること。
3.運賃改定の増収分が、賃金・労働条件に反映されるための実効性ある制度を構築すること。
4.これ以上の離職者を防ぐため、交通運輸労働者に対する直接支援を検討すること。
全国のハイタク労働者とその家族から寄せられた署名
全自交労連 6万7,339筆 (東京地連 6,362筆)
交通労連 2万9,613筆
私鉄総連 4万2,701筆
全国合計 13万9,653筆